『柳原銀行記念資料館』のタイトル、高瀬川の水面をイメージ
丹波マンガン記念館への緊急支援カンパ
ご協力ありがとうざいました


2002年2月4日現在で、目標としていた500万円のほぼ全額にあたる4,984・490円(136人・33団体)を集めることができました。皆様のご協力に厚く感謝申し上げます。払たちは今後の運営を安定したものとするためにも、NPO(特定非営利活動法人)格取得を申請し、記念館を市民共同経営の博物館として再生することを計画しています。

 私たちは昨年末より、閉鎖の危機に直面していた丹波マンガン記念館(以下、「館」)に対する緊急支援カンパを皆さんに要請してきました。これに対し、目標としていた500万円のほぼ全額にあたる資金カンパを、全国の皆さんより頂くことができました。これによって銀行からの借入金の返済をおこない、現在冬期休館中の館は、3月15日に再び開館するための施設の準備をおこなうことができるようになりました。あらためて支援をいただいた皆様に心よりお礼を
申し上げます。
 なお支える会では、来年度の館の運営を安定したものにするため、今年4月をめどにNPO法人格取得を申請し、記念館を市民共同経営の博物館として再生することを計画しています。この法人に対して京北町、京都府など行政から助成金・補助金を支出していただけるよう、交渉することも計画しています。つきましては、下の案内の通り「NPO法人丹波マンガン記念館」(仮称)設立総会を開催いたします。
 この総会を受けて所轄官庁へ認可申請をおこなう予定です。記念館は在日コリアンである前館長・李貞鎬さん(故人)と現館長・李龍植さん一家が、在日コリアンの労働史を伝え、語り継ぐために建設し、10年以上にわたって独力で維持し続けてこられました。この意義を再確認し、末永く記念館を存続していくために、今後とも、幅広い在日コリアン、日本人市民の皆さんの支援をお願いいたします。

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 拝啓、平素は丹波マンガン記念館にご支援とご理解をありがとうございます。さて、記念館への緊急カンパに多額のカンパをお送り下さり、紙上ではありますが厚くお礼申し上げます。ご存知の通り丹波マンガン記念館は、朝鮮人、被差別部落の人々の労働、鉱山史、そしてじん肺被害などを主に展示する博物館です。本来、このような博物館は京北町、京都府、日本政府がその責任を持って、その加害の歴史を残すべきものです。しかし残念ながら、このような歴史はほとんどが闇に葬られようとしています。記念館は、本来営利目的の為の事業ではありません。開館当時は儲からないまでもギリギリで移持できるのではないかと思われましたが、新道の整備による交通量の減少、バブル経済の崩壊、京北町の補助金の拒否などなど、丹波マンガン記念館を取り巻く環境は決して良いとはいえません。しかし記念館は朝鮮人のルーツであり、日本の歴史なのです。この事をご理解いただき、記念館の存続に今後も更なるご協力をお願い申し上げ、ここにお礼とさせていただきます。

      丹波マンガン記念館 館長 李龍植
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丹波マンガン記念館再オープン記念集会および「NPO法人丹波マンガン記念館」(仮称)設立総会
3月17日(日)午後12時より(総会後、昼食を兼ねた懇親会を予定)
■会場 丹波マンガン記念館(京都府北桑田郡京北町下中西大谷 Tel0771-54-0046)
■交通手段 西日本JRバス 高雄・京北線「下中」駅下車東へ徒歩10分
     ※京都駅を10時に出発するパスが最も便利です。乗り場等の確認は、
      直接バス会社へお問い合わせ下さい(西日本JRパス京都営業所 Tel075-672-2851)
■主な議題 (1)定款、設立趣旨書(案)について、(2)役員の選出、(3)記念館の新年度事業 など
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皆さんの力で再オープンした記念館を確かめにきてください。また、在日、日本人市民が記念館の協同経営者となり、次の世代まで残すためのNPO法人設立総会に参加してください。

  〜お詫びとお願い〜
昨年暮れ、皆様にお届けしたチラシにおいてカンパの送金先として指定した口座が、事務局の不手際で、送金いただいた方の連絡先が特定できない口座となっていました。お手数ですが、カンパをいただいた方は、事務局・文公輝〈大阪人権博物舘)まで連絡先をご一報いただければ幸いです。お詫びするとともに、お願い申し上げます。

  ◆このチラシに関するお問い合わせは◆
丹波マンガン記念館を支える会
  代表 山内政夫(柳原銀行記念資料館事務局長) Tel 075-371-0295 Fax 075-371-0295
  事務局 文公輝(大阪人権博物館)     Tel 06-6561-8195 Fax 06-6561-3572
丹波マンガン記念館 Tel 0771-54-0046 Fax 0771−54-0234

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柳原銀行記念資料館運営協議会
mail to: yanagin@mbox.kyoto-inet.or.jp