NPO法人 丹波マンガン記念館 設立総会が開催 2002年3月17日
 昨年、経営難のために閉館の危機に陥っていた「丹波マンガン記念館」は、全国の労働者・市民からの多大なる協力によって、緊急支援カンパが目標額の500万円に達したため、3月15日から例年通りの営業を始めることができました。
 カンパを呼びかけた「丹波マンガン記念館を支える会」は、記念館の安定運営と内容の充実を図るため、市民が中心となった組織で記念館を運営することとし、3月17日(日)、約30人が参加する中、丹波マンガン記念館(京都府京北町)でNPO法人(特定非営利活動法人)丹波マンガン記念館の設立総会を開きました。
 まず「再開館記念式典」が行われ、「支える会」から緊急支援カンパの報告がなされました。

山内政夫理事長
 続いて「NPO法人丹波マンガン記念館」の設立総会に入り、法人運営とする必要性が説明されました。そして定款、事業計画、予算が承認され、理事及び監事が選任されました。
 代表理事長として「支える会」の代表をしていた山内政夫さん(柳原銀行記念資料館運営協議会事務局長)が、館長として引き続き李龍植(リリョンシク)さんが就任しました。
 今後、在日コリアンの過酷な労働状況、歴史の調査・研究を含めて記念館の運営がなされることになりました。

李龍植館長

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